退職金を受け取った後、失業保険(雇用保険の基本手当)も受け取れるのか、気になる方は多いはずです。
退職金と失業保険は別の制度
退職金は勤務先から支給される給与の後払い的な性質を持つお金であるのに対し、失業保険(基本手当)は雇用保険制度から、離職中の生活を支えるために支給される給付金です。財源も支給元も異なる別の制度のため、退職金を受け取ったこと自体が基本手当の受給に影響することは、基本的にはありません。
基本手当の受給には別の条件がある
基本手当を受け取るには、雇用保険に一定期間加入していたこと、ハローワークで求職の申し込みをしていること、働く意思・能力があるのに就職できない状態であることなど、退職金とは別の条件を満たす必要があります。退職金の有無・金額は、この受給条件には関係しません。
自己都合か会社都合かで給付開始時期が変わる
退職金とは直接関係しませんが、自己都合退職か会社都合退職(解雇・倒産等)かによって、基本手当の給付が始まるまでの期間(給付制限期間)が異なります。早期退職優遇制度を利用した場合の扱いは、制度の内容によって自己都合・会社都合の判定が変わることがあるため、ハローワークに確認することをおすすめします。
退職金にかかる税金と失業保険にかかる税金は別
退職金にかかる税金(退職所得としての課税)と、失業保険(基本手当)は、そもそも失業保険自体が非課税のため、税金の計算上も混同する必要はありません。
退職金の税引き後の手取り額は退職金手取りシミュレーターで確認できます。
本計算は概算です。実際の税額は勤務先への申告状況・iDeCoとの合算等により異なります。正確な金額は税理士・税務署にご確認ください。
出典: ハローワークインターネットサービス「基本手当」関連公表情報